マイナス10度の朝に
1 月 28th, 2018
コタツにもぐることをおぼえたギャビ。
それほど寒い日が続いていた。
今朝の気温はマイナス10度だったが、私は暖かいと感じた。
と同時に暖かいと思う自分が怖かった。
なぜなら連日マイナス15度〜16度の日々が続き、骨の随まで寒さに慣らされてしまったからだ。
感覚は認識に至る入口ではあるけれど、こんなことがあると感覚なんてアテにならないわい、と思ってしまう。
このように我々は感覚だけに頼っていると、いとも簡単に騙されてしまうのだ。
それが煽動という情動的なものに訴えられると、思想信条までが歪められてしまう。
今やくずかごに捨てられそうになっている理性、知性こそが、これに歯止めをかけるものではないだろうか。
社会に蔓延する反知性主義、こんなことでいいのか!
隣のおばさんがクルマを新しくした。
衝突回避装置も付いているし、雪道や悪路では自動的に4輪駆動になるというヤツだ。
その上お掃除ロボットも買ったので、こうしてノンキにギャビを撫でていられるというものだ。
AIによるロボットが人間の単純作業や力仕事をかわりにやってくれるという。
では人間は何をすればよいのか。
企業は労働者に創造的人間を求めてくるのだ。
かつては単純作業で人間疎外に陥っていた労働者が、能力以上の創造性を要求されてまた疎外されていくのね。