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有酸素運動

3 月 4th, 2018

きのうの夕方、送って頂いたダイダイのお裾分けのため友人宅に行った。

そこで聞いた事であるが認知症にならないためには、勉強という頭を使うことでもなく、食べるものでもなく、ひたすらの有酸素運動だという。

ただ歩けばいいというものではなく、負荷をかけた歩き方でなければダメだとか。

今も歩いて帰ってきたところだといって、汗をかいてシャワーでも浴びたであろう爽やかな顔をした友人夫婦がそこにいた。

そこで大いなる刺激を受けた私は、散歩が終わって気持ち良さそうに眠っていたギャビを叩き起こし、再度の散歩に出た。

ちょうど午後5時だったがまだ明るい。ギャビも迷惑であろうが、私ひとり必死の形相で歩く姿なんて恥ずかしいので、彼を連れていくことにした。

いつもの散歩のように立ち止まってカラスのケンカを面白く観察したり、高級別荘の住人の生態を窓の外からあれこれ想像したり、福寿草の芽がもう出ているかと地面に眼を凝らすこともしないで、坂道を汗ダクで登り、下りは駈けるようにして歩いた。

ギャビははじめ面食らっていたが、そのうち面白がって一緒にこの強行軍に付き合ってくれた。

ここはほとんどの道が坂だから、ちょっと早足にすればいやでも負荷がかかる。

ハアハアゼイゼイいって戻ったら、5時50分、つまり50分間の有酸素運動であった。

なんだか頭も冴えたような気がしてヤル気も出て、夕食には工程の面倒臭いコロッケ作りをすることにした。

ふと、難解な書物を読みこなし、書斎に籠って家事をまったくしなかった男が、老年期に認知症になってしまったことを思い出した。

玉ねぎとニンニクを刻み挽肉と一緒にバターで炒める、じゃがいの皮を剥いて大きな鍋で茹でる。

家族はみんな大食いだから大量に作らなければならない。だから電子レンジでやるより早いのだ。

茹でた卵も刻み、それらを一緒にしてパルメザンチーズをたくさん振り入れ、塩胡椒で味付けする。

それを丸めて小麦粉、卵、パン粉をつけて揚げる。

付け合わせの野菜を用意し、油揚、玉ねぎ、しめじの味噌汁も作る。

まあ、ここまで多くの手がかかっていることよ。

それが4っつの口にかかると一瞬でなくなる。

友人が「年寄りになるとほんとうに忙しいのよ」と言っていた。

私は一生働かなくては食べて行けない。

老人社会にも格差があることをつくづく思う。

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