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暑さも和らいで

8 月 10th, 2018

台風でキャンセルは出たものの、きょうもまた忙しい。

仕入れに行くとき、青い空と美しい田園風景を見ていたら、色々な想念が湧いてきた。

といっても高邁な考えが流れてきたわけではない。

なんともいじましい“おもい”が頭をよぎっていくのである。

私は71歳になった今もこうして朝から晩まで働いている。

考えてみたら私の労働人生は20代から48年間にも及んでいる。

父の場合はどうか、明治生まれの彼は教員生活35年を経て退職し、80歳で死ぬまで25年もアソンで暮らしたことになる。

昔は寿命も短く退職年齢も早かった。

それでも公務員の年金は夫婦二人が暮らしていけるだけ出ていた。

それを支える人口が増え続けていたからだ。

25年も働かずに、好きな事をして暮らせたのだから父は幸せだったのだろう。

私が今すぐ仕事を辞めて、25年間好きに暮すとしたら96歳で死ぬことになる。

そんなに長生きができるわけがないので、老後を楽しむためには今すぐ仕事を辞めて、せめて10年は自分の時間を楽しみたいと思うのだがなかなかそうはいかない。

先立つものはカネ、時代やら家族関係やら何やら含めて、自営業者は死ぬ直前まで働かなくてはならないのだなあ、と遠くに富士を臨む美しい風景を眺めながら物悲しい気分になった。

夏の強烈な太陽、緑のグラデーション、ひまわりの鮮やかな黄色など、ちっとも気持ちを明るくさせてくれない。

対立するものの常として、反対の気分をますます際立たせる。

とはいえ効率よく2軒のスーパーマーケットを廻り、カゴ3杯山盛りの食材と、大きなクーラーボックスに入れた肉や魚、10キロの米を汗水垂らしてクルマに運び、エアコンをガンガン効かせて走っているうちにそんなことは全部忘れた。

大好きな青紫のムクゲが咲きそう!

束の間、ギャビを庭で遊ばせる。

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