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6月の花

6 月 24th, 2019

(シベリアアヤメ、オルレア(レースフラワー)ともいう)。

当地はどこも花盛りである。

知人のメールで6月22日は夏至だったことを知った。

6月は雨の季節ということで、多くの人は嫌うが私は子供の頃から好きだった。

夏至と冬至には特別な思い入れがあり、そこをひとつの基点として季節の移ろいを日本的な“もののあはれ”という感覚とともに確かめていたものである。

さらに言えば夏至と冬至に寄せて「生成」と「没落」というもっとハッキリとした観念をもったのは成人してからだった。

でも悲しいかな、昨今はそんなことも忘れ、ただ日々の雑事に取り紛れ、そんなことは忘れていた。

6月は猫のバルがサンショウバラの散る庭で逝ってしまったことが強い印象となり、夏至のことは忘れていた。

きょうは朝から冷たい雨が降っていて、4月中旬並みの気温である。

当地の6月は夏も春もあって不思議な季節だ。

(どちらの花もどこからか飛んできたタネが、当地に根を張ったものである。私も飛んで来たタネみたいなものである)。

毎月訪ねている恩師の老人施設は秩父に近い、塩山の北にある。

東京からやってくる奥さんとは駅で正午に待ち合わせているが、私はその前に周辺を走り回って出身地である“山梨”をあらためて確かめている。

もちろん人間は介在しない風景だけであるが、信州の風景との違いを眼と心に刻んでいる。

そうしながら、私はごく狭い範囲から対象を捉えているだけで、私は自分に固有の対象領域だけが「世界」なのだなあ、いうことをつくづく感じた。

ギャビとお別れしたら、私は長く日本のあちこちを旅してみたいと思う。

それはいわゆる観光旅行ではなく、旅がそのまま自分を確かめるという、行みたいなものにしたいと思う。

人生が楽しいか否かは、結局のところ本人の意識を何が支配しているかによる。

(ウツギ2種)

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