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バルが来た!

10 月 5th, 2019

サンショウバラの実がたくさん落ちていた。

栗のイガみたいにトゲトゲがいっぱい。

実は無骨だけど、花はこんなに優美。

これが箱根の山中や北海道にはたくさんあるという。

そういえば、この花がハラハラと散る下で、猫のバルが私の腕の中で死んだっけ。

バルは勝手にここに棲み着いた野良猫だった。

大きな犬にも向かっていくような凶暴な猫だったので、暴力を表すゲバルトから採ってバルと名前を付けた。

猫エイズに罹っていたバルだった。

獣医さんは“あと2年くらいかな”と言っていたけど、バルは8年ここでエラそうに過ごして2013年に逝った。

いつもこの花が咲くとバルのことを思い出すのだけれど、きょうは落ちていた実を見たら、急にバルが頭の中に甦ってきた。

★やっとバアさんオイラのことを思い出してくれたのかい。

いつも思い出してくれれば、オイラはバアさんの前頭葉にあらわれるんだぜ。

近頃じゃあ、年に一回サンショウバラが咲くときだけだなあ。

冷たいじゃないか。

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ゴメン、ゴメン最近私も無教養じゃあいけないと思ってね、本を読んでいるから忙しいの。

ホラ、バルちゃんが前に言ってたじゃない。

「無教養な人間が大金を持つと下品になっていけねえ、オイラ貧乏な教養人が好きなんだ」ってね。

そこで貧乏な私は教養人になろうとしたのよ。

ところで汝自身を知れってどういうこと?自分自身を知ることなんてできるの?

★何を聞きかじったのか読みかじったのか知らないけどよ、自分を知るには行為によってだけ。

バアさんのやるべき事をなせ。

そうすれば自分の能力というか性能がすぐ分るぜ。

もう、どこもかしこもガタがきているんだろうなあ。

オイラはバアさんの行為の総体を見て、バアさんがどんな人かを判断するぜ。

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