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大好きな11月!

11 月 5th, 2019

今朝はいい天気なので、7時過ぎにギャビと散歩に出た。

朝6時の気温は零度。

真っ白に霜が降りていた。

公園の外周をオフリードにしてやったギャビが、小走りに鼻歌まじりに(?)進んで行く。

とてもいい所だけど、ここを歩く人はほとんどいない。

やっぱり周縁部は人気がないのだなあ。

常にどこでも中心部に居られなかった私は、いつも周縁をウロウロしていた。

ここはちょっと寂しいけど私の”身の丈に合った所だわい”、と納得する。

でも周縁部でなければ気づかないことがたくさんある。

それは自己の省察がよくできることである。つまりよく「考える」ことができるのである。

ま、自己の省察といってもほとんどが、失敗からどのような教訓を得ていくか、ということに尽きるが。

ナニ、それは他愛もないことである。

例えば、先日農家の知人に頂いた立派なカリフラワーを、その日のうちに調理しなかったことの反省である。

カリフラワーは採れたてであれば、全く苦みがなく生で食べるのが最高に美味しい。

これほど食いしん坊の私が面倒臭さが先にたち、調理を見送ってしまった悔恨と共に、この味は来年まで持ち越しだなあと、自分を責める。

もしかしたら来年は食べられないかもしれない、などと悲観的なおもいもよぎる。

だって人間の条件とは、第一に死すべき存在であることを、いやというほど知っているからである。

そうだ、あとがない私は“無精”、”後回し”こそ避けなければならないことである。

それは口先だけというかもしれない。

でも口に出すことで、特に他者に話すことで実行が伴っていくものである。

ヨメゴのおチエに「夕飯にカリフラワーを料理するからね」と伝えれば、それは確実に実行されていたであろう。

公園の中心部に来ると、私の大好きな西洋菩提樹の大木がすっかり葉を落としていた。

この木はどの樹木より遅く芽吹き、落葉は真っ先に果たしてしまう。

潔く清々しい。

ほんとうに素っ裸だった。

社会の中心部にいて悪事をはたらいている政治家や企業幹部の皆さんよ、この気高い大樹にならって晩節を汚さないでね。

そうそう池袋暴走ジイサンもだよ。

きょうは私ひとりだからピアノを楽しむことにした。

家の者に騒音を聴かせるのは気の毒だからだ。

どの家も窓は締め切りだから、近所に音が洩れることはない。

きょうはギャビに嫌がられても、心ゆくまでトチリまくって気ままに弾くぞ、と決心したが、ふと先日読んだ上田閑照の著作の中の一節を思い出した。

上田閑照は日本人の哲学者の高峰、西田幾多郎の弟子である。

その西田が「君は君の足で君の道をすすまれてよい。ただ、自分で自分に対して批評的であることが必要だ。独りでピアノを弾ずるにも、いつも名人が見ている気持ちでなければならぬ」と。

参ったなあ。

こんなことを思い出すと意気沮喪してしまうではないか。

というわけで楽譜用の眼鏡をかけ、丁寧に楽譜を読み、見落としていた箇所もしっかり確認し、落ち着いて間違えないよう気をつけて弾いた。

それがギャビにも伝わったのか文句をいわれなかった。

きょうはいい日になりそうである。

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