明日は雪?
1 月 11th, 2021
トシのせいか寒さが堪えるようになった。
朝、6時半頃、ギャビに起こされて外に出ると冷凍庫に入ったような気がする。
今朝はマイナス13度。きのうより1度低い。
それでも防寒着に身を包み、早足で30分程歩いて帰るころには汗ばむほどである。
何でも困難なことは最初大いに抵抗があるが、それに思い切り身を委ねてしまうと案外楽にすすむものである。
禅ではそのものとひとつになれというそうである。
暑ければ暑さとひとつになる、寒ければ寒さとひとつになる、痛ければ痛さとひとつになる、ということであろう。
無理難題を・・・それって無感覚になることでは?
禅詩も不思議だなあ。
階段に映る笹の影が揺れてそこを掃いても塵はそのままである、とか、月の光が池の面を穿いても水面は全く動かない・・とか。
「そんなこと当たり前じゃん、おかしなこじつけ!」と言ったら禅の熱心な信奉者にエラく怒られた。
フン!言外に何を読み取るかということだろうが、私はそれがわざとらしくてイヤなのだ。
☆ ☆ ☆
去年16歳で逝ってしまった近所の黒ラブ、モモちゃんのママとスーパーで立ち話をした。
「ひとりで散歩しても虚しくなるばかりなの。寒くてもギャビちゃんとの散歩の時間を大切にね」と言われた。
彼女は大病のあと、どんなに寒くても暑くてもキチンと身支度をして、モモちゃんと一緒にキリッと姿勢を正して歩いていた。
私が寝間着の上にコートを羽織って、寝ぼけまなこでギャビとズルズル歩いていた時に・・・・。大いに恥じた。
まるやち湖は固く凍り付き雪がうっすらと覆っていた。
逝ってしまったユーリにボールを投げてやるように、湖面の真ん中に向かって石を投げた。
鼻水と涙が一緒になった。