6月6日
中学生の孫は最近抹茶を点てることに凝っている。
そういえば彼女が3歳の時、ひな祭りに私がお茶を点てて飲ませた。
すると初めてにもかかわらず「おいしい」と言ってゴキゴク飲んだ。
それ以来時々お茶を点てて飲ませていたが、もう自分でやるという。
この日もみんなの分を点ててくれた。
なんでも教えれば子供だってできるようになるものだ。
大人は子供の成長の機会を奪っていることに気づくべきだ。
早く色々なことをさせてやればよかったと反省した。
「おちゃ」なんかにボクは全く興味ないよ。
草刈りに疲れて休んでいたら、どこからともなく漂ってくる甘い香り。
多分ミズキの大木の花だ。
木に咲く白い花の香りは疲れを癒すどころか、もう作業を止めてしまいたくなるほどだ。
というわけできょうの草刈りはオシマイ。
6月5日
そら君が半年ぶりにまた来てくれました。
前回は寒い時だったけど、今回はまた違う季節を体験できたね。
9歳だからすっかり落ち着いていて、とても賢くゴールデンレトリバーの代表みたいなそら君です。
親愛の情の示し方も非常に紳士的!
イタリアングレイハウンドのルナちゃん。
最初見た時は仔犬だと思いました。
でももう立派な5歳の成犬です。
寒がりなのでいつも毛布に包まれてパパの膝にいます。
穏やかでローマ神話の月の女神のように静かな女の子でした。
名前の通りですね。
6月の花シベリアアヤメと、鳥が運んでくれた種から生まれたヴィーナスのような白い花。
これを心ゆくまで鑑賞できる幸せ!
どんなに美しく咲いていても衰退していくのね。
美は一瞬だけ。
そうであっても、来年もまた、という希望につながっていくので好きな花を持っていることは、長生きの秘訣でもあるなあ。
ということを昨今思い描きながら花を眺めています。
6月4日
6月3日
6月2日
昨日は池田町立美術館に行ってきた。
別名「北アルプス展望美術館」ともいう。
広大な丘に建てられた美術館は、敷地にも多大な価値がある。
美術作品は安曇野出身の郷土画家のものが大半を占めていたが、なんと現代アートも特別展として開催されていた。
友人二人は「現代アートはちょっと」と尻込みしたが、「そう言わずにまあ観てみましょう」と私が誘った。
『Cosmos』 三村大吾作
作者の生育史、解説、ビデオなどを見て、丁寧に鑑賞した。
その後常設の安曇の風景画もゆっくりと鑑賞した。
美術館を出て二人が同時に発した感想は、「風景画はつまらなかった、ほんのちょっと見方を教えてもらうと現代アートって面白いのね!」というものだった。
少し曇っていたけど北アルプスを望む眺望が素晴らしく、ピクニックエリアとしても最高だと思った。
平日ということもあり訪れる人はごくわずかだったが、駐車場に奈良ナンバーのクルマを見てみんなで喜んだ。
この情報化社会ゆえ、知る人ぞ知るということだろうか。
小川にクレソンが繁茂していていたので、持参の弁当に添えて食べたら非常に美味しかった。
信州の山猿と甲州の山猿は野蛮ねえ。
午前11時半に着いて、午後4時半までここで過ごした。
駐車場には私のクルマがポツンと一台だけだった。
信州の素晴らしさをまたまた発見した一日だった。