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世の中から取り残されていく私

12 月 24th, 2018

近頃私は人生100年時代だとか、AIだとかいわれてもどうもピンとこない。

当然私には短い未来しかないのだから、人生100年なんてことはハナから考えられないのだが、仮に若いときにそのことを聞いてもやっぱり良く理解できないと思う。

同年の超リアリストの友人が『ライフシフト 100年時代の人生戦略』という本を「これを読みなさい。あなたは役にも立たない哲学だとか芸術だとかいう本ばっかりを読んでいるけど、世の中から取り残されるわよ」と言って貸してくれた。

お互い先が見えているのに、今さら世の中に取り残されるもないもんだと思ったが、まあ読んでみるかと本を開いた。

見出しとほんの数ページ読んだだけでアクビが出てきたので「難しくて読めない」と言って返した。

たとえ私に限りない未来があるとしても、私には人生を何段階にもわたって計画することなどできそうにない。

先述の本をちょっと読んだだけで、プランニングの虚しさだけが浮かび上がってきた。

詰まるところ、どれだけ能力をスキルアップしながら、どれだけカネを持っていれば100年の人生を全うできるかということである。

この世界は常に変化しながら生成没落を繰り返している。

私たちはその渦中にいるのだから、どうなるかなんて誰にもわからないはずである。

世の中には人智ではどうにもならないことなんて山ほどあるというのに。

私は人生において何か不都合が生じたら、その都度最小限の修正をしていけばいいことだと思っている。

そして技術力で人間を幸福にできるという高度技術主義にも、少し距離を置くべきだと考えている。

実際AIによって私たちの生活はどう変わるのだろうか。

せいぜい時間のかかる無味乾燥な事務仕事を、人間がやらなくてもいいくらいのことしか私には思いつかない。

確かにAIにはデータさえいれてやれば、創造もするし将棋やチェスなど名人を打ち負かすこともできるだろう。

一方で想像力を必要とする、相手の立場に立ってものを考える、ということができるのだろうかとも考える。

そんなことをボンヤリ考えていたら、超リアリストの友人から「スマートフォンを最新の機種に買い替えた。あなたもガラケーなんか捨てなさいよ」という電話があった。

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