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雨、ノハナショウブ、ピアノ

7 月 9th, 2019

大好きなノハナショウブが咲いている。

園芸種の花菖蒲はノハナショウブの改良品種である。

原種だけに株ごとに花の色も大きさも違う。

これに限っては大切に育ててきたので、今は株も大きくなり増えてきたのが嬉しい。

7月の名花である。

きょうは雨。

しんと静まりかえり、聞こえるのは雨音ばかりである。

こんな日は私にとって大歓迎であるにもかかわらず、心配のタネがある。

あれほど食欲旺盛だったギャビが今朝はご飯を全く食べない。

下痢気味だし体調不良であるらしい。

そういえば最近の彼は夜の歯磨きとオシッコが終わると、すぐ自分の部屋(私の部屋でもある)に直行である。

以前はネエチャンたちがいるコタツ周辺でハシャイでいるのが好きだった。

私がいくら部屋に行こう、と誘っても「まだイヤ!」といってきかなかった。

みんながそれぞれのねぐらに引き上げ、電気を消すとギャビも私のところへやって来て寝る。

というのが習慣だった。

今月の初め、13歳になったのでギャビはもう老犬である。

心細いのかいつも私と一緒にいたがる。

私から露骨に離れていくのは、私がピアノを弾いている時だけである。

その、さも“イヤだ!”といわんばかりの態度が面白いけれどカワイソウなので、私はピアノをやめる。

かくして私のピアノはいつまでたっても上手くならない。

松本の友人は、15歳になってすっかり衰えた老犬と“フタリ”だけで暮らしている。

彼女は毎日が薄氷を踏むおもいだ、と言っていたが私もこの先そんな日を送るのだろうか。

シューベルトの『ロザムンデ』から易しい間奏曲を弾いたら、お気に入りの場所でぐったり寝ていたギャビは、憤然と廊下に走っていった。

よかった!

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