4月2日
4 月 2nd, 2023
復活したギャビはまだまだ元気だ。
親と子は根源的な他者であるということを、年齢を重ねるたびに思う。自分の子供に対してもそうである。
それを認めてはじめて、他者に対する優しさも寛容さも出てくるように思う。
なぜならそのことはエゴの滅却だから。
と、先日のブログに書いたら友人から「冷たいのねえ」というメールをもらった。
でも親と子は根源的な他者である、ということを認めることが子供にとっても救いになるはずである。
それは私が子供に示してやれる愛情に他ならない。孫に対してもそうである。
政治の世界の世襲が酷い。
これこそがエゴ丸出しの最たるもののように思う。
芸や技術の一子相伝とはまるで意味が違う。
日本の議院内閣制は、イギリスの制度に倣ったものだという。(中学生のときに習った)
しかし今やその実態はイギリスには遠く及ばず形骸化したものになっている。
イギリスではブレア首相時代に可能な限り世襲を排除しようとした。
今も同一選挙区から親族は立候補できない。
そして日本では世界一高い供託金制度によって、貧しいが志ある新人が立候補できない仕組みになっている。
衆議院・参議院 比例代表-600万円
衆議院小選挙区、参議院選挙区、都道府県知事-300万円
と金がかかる。
先進国ではほとんどの国が供託金制度を廃止しているか10万円以下である。
政治に無関心でひっそりと身を隠すようにして生きている私でも、この国の多くの矛盾を目の当たりにし、ますます劣化していく国を憂いている。
厳しかった冬を乗り越えたギャビと私。
この分ではお互い5月と7月の誕生日を迎えられそうである。