休みの日、高校生の孫娘が化粧を楽しんでいる。私はその変化していく顔を眺めて面白がっている。孫に「化粧して学校にも行けばいいのに」と言ったら怒られた。
近頃電車の中で化粧する若い娘がめっきり減ってしまった。人々の顰蹙を買い、非難されるようになったからだろうか。残念!私の楽しみが減ってしまった。電車の中で化粧している若い娘を見るのは私の楽しみの一つだった。ごく普通の平べったい顔がみるみる変化していくさまは眺めていて非常に面白いものだった。当然顔つくりに夢中の娘は、私がしげしげと眺めていることなど気づきもしない。完成した顔は立体的で華やかで、元の顔とは似ても似につかぬものになっていた。私は笑顔で拍手を送ってやりたかったものだ。
孫娘が化粧を終えてこう言った。「おばあちゃん、ワタシが小学生のとき、おばあちゃんはどうしてお化粧するの?と聞いたよね。そうしたらバアチャンは(本当の自分になるためよ)って。今ならあの言葉よく分かるよ」と。・・・孫も成長したもんだ。
先日降った雪が、山も大地も白く覆って化粧を施したようだ。これも本当の顔。



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