今朝の冷え込みでクルマのフロントガラスが凍っていた。いよいよ冬だ。美しく色づいていた木々の葉はみるみる色褪せて散った。いやでもそんな現象に自分を重ねたくなってくる。といっても悲観的になっているのではない。これも世の定め、ということの肯定の強化に役立てているようなものだ。
ガサガサと音を立てて落ち葉を踏んで歩く快感!時々思い切り蹴散らしたりする。ちょっと凶暴な心持ちになれることが気持ちよい。これは私が子供の時から好きなことのひとつである。夜、鎌倉の有閑マダムにおさまった学生時代の友人から電話があった。「今日何してた?」と問われたので、このことを話したら「80近いのに相変わらず野蛮ねえ」と言われた。まあいいさ。歳を取って残るもの、あるいは本当の慰めとなるものはnatureとしての自然だけだよ。さあ、雪と氷よどんと来い。
Comment on this article
コメントはまだありません。
Send comments